カフェに大陽寺がやってきた レポート

2018年9月6日に、東京都北区十条にある「カフェ&アロマ ヒャンギ」さんにて写経・坐禅会が開催されました。
イベントの概要はこちら

大陽寺では、畳の大広間に机と座布団を並べ、窓を見れば木々と山、という特別な空間で写経をします。

一方でここは、日常でもふらりと立ち寄れるカフェという身近な場。
窓から外を眺めれば、学校帰りにコンビニに立ち寄る高校生の姿。

モダンでオシャレな店内で、いつも通り写経の説明をする住職。

しかしながらみなさん、お茶を飲むのも忘れるくらい、集中して写経に取り組んでいました。

 

ちなみにこちらは韓国の茶器に注がれたナツメ茶。
添えられた薬菓(ヤックァ)というハチミツ風味の韓国伝統菓子は、モッチリしていて甘すぎず、お茶によく合います。

 

写経を終えると坐禅です。
大陽寺の宿坊体験では、坐禅堂という専用の環境で座布団の上で足を組みます。

今回はイスに座って姿勢を正し、頭の中を無にする方法を住職がレクチャーしました。
この方法を知っていれば、普段の生活の中で心の状態を整える手がかりになり、気持ちが少し楽になるかもしれません。

 

法話もありました。
住職がむかし読んで感銘を受けた本がカフェにあり、その偶然の再会から法話は広がっていきました。
法話は住職がただ話をするだけではなく、その時の状況や参加者のみなさんによって構成されるようです。

法話の内容の例についてはこちらの記事に掲載しています。

イベントを終えて「スッキリした」「貴重な体験ができた」という声を聞くことができました。

住職も、個人的にカフェの雰囲気が気に入ったと話していました。

今後また同様のイベントがあるかは未定となっておりますが、開催の際にはまたおしらせいたします。
興味のある方はチェックしてみてください。

小さな空間でのわずかな時間でしたが、ほんの少しでも得るものがあったならば幸いです。